アクティブラーニングとはなにかを簡単に解説!良い授業を行うには?

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    「アクティブラーニングとは具体的にはどのようなことをするのだろう」なんて思っていませんか?

    言葉は聞いたことがあっても、学習内容や目的まで理解している人は少ないはずです。

    しかし、アクティブラーニングは、今後の教育現場で必要な学習方法だとされています。

    したがって、詳しい指導方法を理解しておくことが大切です。

    そこで今回は、アクティブラーニングの概要や注目される理由、行うことで身につく力などを具体例も入れて紹介します。

    正しい知識を取り入れて、実際の教育に活かしましょう。

    1.アクティブラーニングとは?

    アクティブラーニングとは、能動的学習のことを指します。

    生徒が受け身ではなく、自ら能動的に学ぶことができる授業を行う学習方法です。

    アクティブラーニングは小学校から大学まで、数多い場所で取り入れられています。

    生徒が能動的に学ぶことで、幅広い能力の育成を図ることが目的です。

    まずは、アクティブラーニングが注目されている理由を詳しく見ていきましょう。

    1−1.アクティブラーニングが注目される理由は?

    アクティブラーニングが注目されるようになった理由は2つあります。

    • 時代の変化
    • 大学入試の見直し

    それぞれについて、順番に確認していきましょう。

    時代の変化

    アクティブラーニングが注目される理由の1つとして、グローバル化という時代の変化が挙げられます。

    社会の変化により、教育に求められるものも変わってきました。

    これまでの画一的な教育ではなく、多様化な教育へと重点が変更されたのです。

    多様性を育てるためにはアクティブラーニングは最適なので、現代の教育現場で盛んに使われています。

    大学入試の見直し

    もう1つの理由は、2021年度入試から大学入試が大きく変わるとされていることです。

    そこでは、思考力や判断力、表現力が問われるようになってきます。

    それによって、今までのような単なる暗記だけではなく、自分で考えて相手に伝える力が必要となりました。

    したがって、それらの力を育成するためのアクティブラーニングが注目され始めています。

    それでは、アクティブラーニングの具体例を見ていきましょう。

    2.アクティブラーニングの5つの具体例

    アクティブラーニングで行われる5つの学習法を紹介します。

    これらの方法を授業に取り入れることで、生徒は能動的に学ぶようになります。

    それぞれについて、順番に見ていきましょう。

    方法1.ジグソー法

    1つ目は、ジグソー法という学習法です。

    あるテーマについて書かれた数種類の資料を個別に担当し、パートごとに集まって話し合うことで知識を深めてきます。

    その後グループに戻って各パートの話を聞きながら、テーマ全体の理解を深め本来の課題を解決していくというものです。

    これによって、自分自身で積極的に考える力が養われます。

    方法2.KP法

    2つ目は、KP法という学習法になります。

    KP法とは、紙芝居プレゼンテーションの略です。

    教師は黒板ではなく、あらかじめ紙に授業内容をまとめておきます。

    そして、進行に応じて黒板やホワイトボードに紙を貼りながら授業を進めていくのです。

    これによって、生徒の思考が自然と整理されて能動的に物事を考えやすくなります。

    方法3.ケースメソッド

    3つ目は、ケースメソッドという方法です。

    これは、グループディスカッション形式の授業となっています。

    架空の人物が抱える問題を想定し、生徒が架空の人物の立場になりきる学習方法です。

    生徒は設定された状況でどのように行動すれば良いのかを考え、問題解決のための方法を導き出します。

    これによって、自分の置かれた状況を把握する認知力が養われるのです。

    方法4.フィールドメソッド

    4つ目は、フィールドメソッドという体験型の学習方法です。

    まずは対象となる人物や物を設定します。

    そして、そこにある課題を各自で考え、発表しあうのです。

    教室の中にとどまらず、実際の社会に出て行われることもよくあります。

    これによって、生徒が自主的に疑問を持つ力を養うことが可能です。

    方法5.学び合い

    5つ目は、学び合いという学習方法です。

    「1人も見捨てない集団作り」をコンセプトに、生徒たちが主体的となって課題に取り組みます。

    授業中、生徒が先生と関わる時間をなるべく減らし、生徒だけで意見を1つにまとめていくのです。

    これによって、周りの意見を聞き入れて受け入れる力や、自分の考えを発信する力が養われます。

    以上がアクティブラーニングで行われる学習方法5つでした。

    同じ授業でも、やり方を変えるだけで生徒の意欲は大きく変わってきます。

    すぐにでも取り入れられるものが多いので、毎日の授業で実施してみましょう。

    次に、アクティブラーニングを取り入れることで子どもに身につく力について説明してきます。

    3.アクティブラーニングを取り入れることで身につく力

    アクティブラーニングで身につく力は以下の4つです。

    これらの力が身につくと、勉強面だけではなく日常面でも生徒を成長させることができます。

    それぞれについて、見ていきましょう。

    3−1.思考力

    アクティブラーニングを取り入れることで思考力が身につきます。

    能動的な授業内容を採用することで、生徒は他人任せな学びではなく、自分で考えて答えを出すことを覚えます。

    また、さまざまな授業形式によって、多角的に物事を考える思考力が身につくのです。

    3−2.表現力

    次に身につく力として、表現力があげられます。

    これは、アクティブラーニングが発表やプレゼンテーションに重きを置いているためです。

    発表や意見を出す場では、他の生徒にわかりやすく説明しなければなりません。

    アクティブラーニングでは、そういった機会が多いので、自然と表現力も磨かれていきます。

    3−3.主体性

    アクティブラーニングを行えば、生徒に主体性を身に着けてもらうことが可能です。

    KP法や学び合いの場において、主体的に意見を述べることや、行動することが求められます。

    生徒たちが遠慮して自分の意見を我慢するのではなく、積極的に意見交換する雰囲気が主体性を育てるのです。

    3−4.協調性

    最後に身につく力は、協調性です。

    アクティブラーニングではグループで話し合うことがよくあります。

    グループで活動する際に求められるのが協調性です。

    周囲の意見をまとめることや、進行役に回ることで、グループまとめ上げて上手に立ち回る協調性がつきます。

    以上4つがアクティブラーニングを取り入れることで身につく力でした。

    なるべく早い段階から、アクティブラーニングを授業に取り入れてあげましょう。

    次に、アクティブラーニングを取り入れる際に必要なものについて説明してきます。

    4.アクティブラーニングに必要なもの 

    アクティブラーニングを取り入れる際に、生徒に必要なものは以下の2つです。

    予習と積極性について生徒の理解がなければ、アクティブラーニングの効果が半減してしまいます。

    2つについて、順番に確認してきましょう。

    必要なもの1.予習

    アクティブラーニングにおいては、復習よりも予習に重きを置く必要があります。

    一般的には、学校で教科書を使って勉強し、家で板書したノートを見て復習することが多いです。

    しかし、アクティブラーニングでは予習をしっかりしておかないと、十分に意見が述べられません。

    それによって、浅い学びになってしまう可能性があります。

    学びを深めて生徒に能力を定着させるためにも、予習をする習慣をつけさせましょう。

    必要なもの2.積極性

    アクティブラーニングは能動的に学んでいく学習方法なので、生徒の積極性が欠かせません。

    生徒の学ぶ意欲を引き出すために、先生は生徒が興味を持ちそうやテーマや方法を考える必要があります。

    それに沿って授業を行っていけば、自然と生徒にも積極性が出てくるはずです。

    以上2つがアクティブラーニングを行う際に生徒に必要な心構えでした。

    最後にアクティブラーニングを実施する際の注意点について見ておきます。

    6.アクティブラーニングで先生が気を付けるべきこと

    ここでは、アクティブラーニングを実施する際に気を付けるべきポイント4つをお伝えします。

    4つのポイントを押さえることで、授業効率が良くなります。

    それぞれについて、しっかりと見ていきましょう

    ポイント1.明確な答えはないことを認識する

    1つ目のポイントは、アクティブラーニングには明確な答えがないということです。

    正解のある問題について、答えを覚えてもらうのはそれほど難しくありません。

    しかし、アクティブラーニングでは、正解がないテーマについて生徒が議論を深めていきます。

    生徒に対し、安易に「これが正しい」といった意見を言わないことが大切です。

    ポイント2.良きサポーターになる

    2つ目のポイントは、生徒にとって良きサポーターになるということです。

    そのためには、授業を進行していくうえで生徒のやる気を引き出さなければなりません。

    アクティブラーニングにおいては、生徒の意見や意欲を引き出す声かけが重要になってきます。

    たとえば以下の質問をすることで、生徒たちは主体的で深い学びを実現することができるのです。

    • 「〜から何が読み取れますか?」
    • 「〜はどうなると考えられますか?」
    • 「どうして〜になると思いますか?」
    • 「あなたの考えはどうですか?」
    • 「〜について感じたことを文字に書いてみましょう」
    • 「〜について、横の席の人と話し合ってみましょう」

    適切な問いかけは場を盛り上げ、ディベートを活性化させるメリットがあるので、積極的に使っていきましょう。

    ポイント3.子どもの可能性を信じる

    3つ目のポイントは、先生が子どもの可能性を信じることです。

    アクティブラーニングは、生徒が主体となって授業を進めていくため、先生がどこまで生徒を信じ、授業を委ねられるのかにかかっています。

    「生徒に任せて本当に大丈夫だろうか?」と、最初は不安かもしれません。

    しかし、実際に授業を始めてみると、生徒は予想よりも活発に授業を進めてくれるものです。

    生徒は自分で考えて行動できる力を持っていると思い、見守り支える側に徹するようにしましょう。

    ポイント4.アクティブラーニングにとらわれすぎない

    最後に覚えておいてほしいのは、すべての授業にアクティブラーニングを取り入れる必要はないということです。

    ただアクティブラーニングという言葉にとらわれて、形式だけの授業を行うのでは意味がありません。

    従来の講義型の授業とアクティブラーニング型の授業をバランスよく取り入れながら実施する必要があります。

    講義型の授業で得た知識をアクティブラーニングによって定着させるというように使い分けていきましょう。

    以上が、アクティブラーニングを実施する際に気を付けるべき4つのポイントでした。

    生徒が自分の意見や発想を広げられるよう、先生としてできるサポートを精一杯していきましょう。

    まとめ

    社会の変化とともに、主体的に考えて行動する思考が求めれるようになりました。

    そこで必要とされているのが、アクティブラーニングです。

    先生の立場として何ができるのか、今一度考え直すキッカケにもなります。

    アクティブラーニングを取り入れ、より良い授業を行いましょう。

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