「子育てをしていても楽しくないなんて、お母さん失格だ」なんて悩んでいませんか?
実は、子育てを始めてみると、逃げられない「責任感」のせいで楽しくないと感じるお母さんは多いです。
しかし、「楽しくない」と思っていてはお母さんにも子どもにも良い影響はありません。
今回は、そんなお母さんたちの心を軽くできるよう、子育てが楽しくないと感じる原因や対処法を紹介します。
自分に出来る対処法から実践し、「楽しい」と思える子育てをしましょう。
目次
1.意外と楽しくないと感じるお母さんは多い

子育てが楽しくないと感じるお母さんは意外と多いです。
実は、この感覚は誰にでも起こる現象で珍しいことではありません。
自分が風邪引いても母には休みがないのです。24時間営業。旦那は遊んだりお風呂で遊んだり楽しいことしかしてない。オムツ替えや食事、歯みがき…大変なのは私が。今日大きな声出しちゃった。ごめん…#育児辛い#風邪辛い#24時間営業#旦那ムカツク
— みながー (@miyamio) 2014年11月16日
意味分からんかもしれないけど
部屋が散らかってたら、ほんま育児楽しくない。子どもの「いらんことしい」を激しく誘発するし、でもそれは私が悪いんだし、イライラのもって行き場がない…
「もう今日はアカン日や」って投げやりになっちゃう。明日も用事で1日潰れるし掃除ムリっぽい…今週ムリ週— ニガムシカミコ (@nigamusikamiko) 2018年7月4日
このように「楽しくない」「イライラする」と感じる人はたくさんいます。
そのため、「自分だけ?」と思って罪悪感を持つ必要は全くありませんし、「母親失格では?」と自分を責めないようにしましょう。
一方で、子育てを楽しんでいるお母さんがいるのも事実です。
次の章で子育てを「楽しい」と感じる人の特徴を見ていきましょう。
2.子育てを「楽しい」と感じる人の4つの特徴

楽しいと感じている人はどんな人か知りたいですよね。
子育てを楽しくないと感じなくて済んでいるお母さんの特徴を一緒にみていきましょう。
特徴1.子育ての分担が明確
子育てを楽しんでいる人は、子育ての分担を夫婦で明確にしています。
夫婦が相手の善意に頼ってしまうと、子育てはしんどさを増してしまうのです。
「風邪なんだから今日は子どものお風呂を入れてくれるだろう」
「いつもご飯を食べさせてくれているから、今日もしてくれるだろう」等と、相手に期待をすると、しんどくなります。
子育ての分担をはじめから決めていて役割と責任がしっかりしているお母さんは余計な期待もしていないのでストレスを感じにくくなるでしょう。
特徴2.楽天的で育児ストレスを感じにくい
楽天的であまり責任や困難が訪れた際にプレッシャーを感じにくい人もいます。
こういう人たちは子育てに限らず仕事やほかのことにおいてもタフな人でので、比べて落ち込まないでください。
心配性な人は仕事でも育児でも関係なく、不安がいつも押し寄せてくると思います。
「子育て」で不安が尽きない人も思い返せば仕事や学業でも苦しいことがあったはずです。
複数の困難を乗り越えてきた自分を思い出してみると自信が持てるかもしれません。
特徴3.ストレス発散法がある
ストレスに強くなくてもストレスを上手く解消する方法を知っている人は追い込まれなくて済みます。
女性であればだれかと話すことでストレス解消することが多いのです。
育児にかかりきりになるのではなく、なるべく友人や家族と話すようにしてください。
子育ての合間にストレス発散できるので気が紛れたりストレスを溜めずに済みます。
特徴4.周りに頼ることができる
困ったっときやわからないときは素直に人に頼れる人も、育児を楽しんでいます。
「母親」という立場になった女性が初めに多く抱える悩みですが、責任感を強く感じてしまうことがよくありますよね
「こんな小さいことで悩んでいたら母親として恥ずかしい」と思い、人に相談するのを躊躇してしまうのです。
しかし、子育てで「楽しくない」と感じないお母さんたちは遠慮なく人に愚痴を言ったり相談をしたりしています。
ひとりで抱えていても答えは出ないので人に聞いた方が早いと思っているからなのです。
3.世間で発信されている「子育て」のイメージに惑わされない

「子育てって苦しいことばかりじゃないから大丈夫!」なんて言われたらむっとする瞬間はありませんか。
実際、楽しいこともあることは分かっているのにどうして悩んでしまうのでしょうか?
初めての育児疲れで心が折れないために2つのことを改めてお伝えします。
3-1.テレビで見るママタレのキラキラ感はお仕事
最近では「ママタレ」と呼ばれる育児も頑張っているタレントが活躍しています。
正直同じように働いているお母さんたちの理想ともいえる「よき母・よき妻」の姿を見せられますよね。
もちろん、ママタレも家族のために努力をしているのですが、毎日一日たりともサボらないわけではないのです。
お化粧をしない日もあれば、子どもをおばあちゃんに預けて出かけることもあります。
ただ、お仕事としてそれを外には出さずにキラキラしたお母さん像を演出しているだけなのです。
「お母さんはキラキラしているもの」といったイメージに騙されたり、理想を高く持ちすぎると疲れる原因になります。
話半分くらいの気持ちで見るようにしましょう。
3-2.SNSで見るママ友たちの充実っぷり
InstagramなどのSNSでは子育ての苦労なんか一切感じさせないママ友の投稿が溢れかえっています。
子どもと一緒に楽しそうな写真が嫌でも目に入ってくるようになりました。
そんなママ友たちに「子育ての余裕」を感じてしまい、内心面白くない気持ちになることだってあります。
それと同時に「なんでこのお母さんはこんなに楽しそうなんだろう・・・自分はこんなに悩んでいるのに」と暗い気持ちになる悪循環です。
実は、これもママタレと同様で、楽しい部分だけを人に見せようとしているだけで同じように大変な思いをしています。
むしろ大変な思いをしているからこそ自分を励ますつもりで投稿しているお母さんもいるでしょう。
敬遠したり比べたりせず、「子育てどう?」と気軽に聞いてみると意外と同じような悩みを共有できるかもしれませんね。
4.子育てが楽しくないと感じる6つの原因

子育てに悩みや苦労はつきものですが、病気と一緒で原因が分かれば対処方法も分かります。
まずは、ストレスを感じやすい人の特徴や環境について見ていきたいと思います。
原因1.子どもが誕生したことで生活リズムが変わる
子育てが楽しくないと感じる原因の一つに、生活リズムの変化があります。
しかも夜とは別に昼間も授乳などのタイミングで生活サイクルが大きくずれてることでストレスを感じやすくなり、心の余裕を奪われてしまうのです。
お父さんと子育てを分業しても、授乳はどうしてもお母さんがしなければなりません。
寝不足が続いたり、休みたいときに休めないことで「楽しくない」という気持ちになってしまうことが多いです。
原因2.子どもに「当たり前」が通用しない
子どもには当たり前が通用しません。
なぜなら、赤ちゃんは何も知らない状態で生まれてくるからです。
赤ちゃんには、とにかく当たり前のことを繰り返し教えていく必要があります。
しかし、大人と違って何度言っても同じ間違いをしてしまうのが子どもです。
言い聞かせることが大切だとは分かっていても、何度も同じことで怒らされると誰だってイライラしてきます。
また、子どもが思うようにならない歯がゆさから「もう嫌だ!」と思ってしまうお母さんも多いでしょう。
原因3.評価されない
キャリアウーマンだったお母さんたちは仕事をしていたころと違い違い、子育ての評価がされないことで楽しさを見いだせない人も多いです。
子育てに正解はなく、どれだけ頑張っても給料は発生しません。
そのため厳しめに自分に点数をつけてしまい、自分自身で追い込んでしまい子育てが嫌にになっていることもあります。
原因4.自由な時間が減る
自由な時間は育児が始まると本当になくなってしまいます。
独身時代にひとりで過ごしていた時間が長い人は、「突然」時間が無くなったようにより感じやすいでしょう。
もちろん、授乳や夜泣きで赤ちゃんに付きっ切りになります。
実質的なひとりになれる時間も圧倒的に減るので意識して確保することが大切です。
原因5.家計に余裕がなくなり心に余裕がなくなる
子育てが始まると金銭的に圧迫されて心に余裕がなくなります。
子どもが1人生まれると、時間だけではなく、お金の問題も発生するのです。
赤ちゃんが生まれた瞬間からこれまではかかっていなかった育児費用が必要になります。
ミルク代や洋服代、紙おむつ代に病院代など、思っていた以上に出費がかさむものです。
思うように貯金が出来ない、自分のオシャレにお金をかけられないなどという理由で「楽しくない」と感じる人も多くいます。
原因6.旦那さんが子育てに協力的でない
旦那さんが子育ての協力をしてくれないということもあります。
残念ながら、世の中そんなにイクメンばかりではありません。
多少の協力をしてもらっても、お母さんの労力に対してお父さんが出来ることは案外少ないものです。
「頼りにならない!」と早めに割り切れれば良いのですが、目の前にいて堂々と寝られたりすると腹が立ってしまいます。
5.子育てを楽しくないと思った時の対処法5選

「子育てが楽しくない」と思ってしまった時にどう対処していったら良いか紹介します。
対処法を身に着けて、少しでも「楽しい!」と思える環境を作りましょう。
5-1.疲れた時はひとりでゆっくりやすむ
育児に限らず、疲れたら休みましょう。
疲れていると良い感情は出てきませんし、判断力も鈍くなってきます。
「疲れたな」と感じたら家族の力を借りて思い切って休むようにしましょう。
休むことが母親としての仕事のひとつだと覚えておいてください。
5-2.理想の子育て、理想のお母さんをやめる
理想の子育て頑張るのはやめましょう。
ママタレントたちも見えないところでは必死になっています。
自分のお子さんとの子育ての時間は一生のうちでもたった20年しかありません。
あなたはあなたらしい子育てで十分なのです。
周りと比べず自分なりの一生懸命の子育てをしていきましょう。
5-3.思い切って誰かに愚痴を言ったり相談をする
いっぱいいっぱいになったときは思い切って人に相談しましょう。
ストレスや悩みを相談することは全く悪いことではありません。
初めての子育て、困ったことがあればネットを検索すれば分かることもあるでしょうが、完全に解決をしてくれるわけではないのです。
人に共感してもらったり、叱ってもらったり、褒めてもらうことは自分から人に話さなければ誰もしてくれません。
助けてほしい、と素直に打ち明けることできっと一生懸命なあなたをみんな助けようとしてくれるはずです。
あなたのお子さんですが周りの力を借りて育てるつもりで肩の力をちょっと抜いてみてください。
5-4.子どものわがままは仕方ないと諦める
子どものわがままは仕方ないと諦めましょう。
「諦めが肝心」という言葉があるように、子どもはどうやっても言うことを聞かない時もあります。
何度言っても間違えるのが子どもです。
ダメな時はダメ、と割り切ることができるようになると子育てはうんと楽しくなってきます。
5-5.褒めるようにする
子どもに対して怒るより褒めるようにしましょう。
実は怒るというのはものすごい体力を使います。
怒っているだけで子育てしていなくても疲れてしまうのです。
逆に、褒めることで子どもはもっと褒められたいと思うようになって言うことも聞くようになります。
また、褒められて育った子どもは自分自身や他人に対しての肯定感が高まるので優しい子に育つので、安心してください。
まとめ

子育てが楽しくないと思う人の特徴や原因を紹介しました。
対処法はたくさんありますが、まずは周囲の協力を借りて巻き込んで育てていくことで楽になるはずです。
少しでも「楽しい」と思える瞬間を増やすことで、家庭での笑顔が増えますよ!
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