MESH(メッシュ)についてお調べ中ですね?
MESHは誰でも簡単にIoT技術が学べるプログラミングツールです。
温度感知やLEDなど、計7種類のセンサーが内蔵されたブロックを専用アプリでプログラミングすることで、誰でも菅tんにIoTを活用した作品が作れます。
プログラミングはコードを書く必要がなく、指でなぞるだけで直感的にプログラミングできるのが一番の特徴。
そんなMESHは身の回りのものからアイデアを生み出したし、ものづくりに興味がある子どもにおすすめです。
この記事ではMESHの特徴から、メリット、デメリットについて解説しています。
ご自身の子どもがプログラミングを学ぶのにMESHが適しているかどうか判断できるようになっていますので、ぜひご一読ください。
目次
1. MESH(メッシュ)とは?

MESH(メッシュ)は日本を代表する大手企業SONYが開発したプログラミングツールです。
LEDや温度感知などが内蔵された7種類のブロックを専用アプリでプログラミングすることで、簡単にIoTを活用した作品が作れます。
※IoT(アイオーティー)とは?
Internet Of Thingsの略。日本語で「モノのインターネット」と表す。
家電や家具など、身の回りにあるものをインターネットに接続させることで詳細な情報を収集。それらのデータをもとにより便利な製品やサービスを生み出すことが可能。
そんなMESHの製品について、まずは簡単な表にまとめてみました。
製品名 |
MESH(メッシュ) |
開発会社 |
SONY |
出来ること |
7つのブロックを活用したIoTプログラミング |
作品例 |
・家を出たら自動で電気を消す |
対象年齢 |
・なし |
推奨環境 |
・iOS9.0以降 |
価格 |
・7個フルセット:35,167円 |
その他機能 |
・他サービスと連携したプログラミング |
以上の内容を踏まえて、MESHの詳しい特徴について解説していきますね。
2. MESHについて完全に分かる4つの特徴

それではMESHがどんなプログラミングツールなのか詳しく解説していきます。
MESHは大きく4つの特徴が見られます。
特徴①:IoTにおいて重要な7つのセンサーを内蔵したブロック
特徴②:専用アプリで直感的なプログラミング
特徴③:作ったアイデアは全世界に公開できる
特徴④:市販の電気機器とつなげられる
それぞれ見ていきましょう。
特徴①:IoTにおいて重要な7つのセンサーを内蔵したブロック
MESHは小さくてかわいい7つのブロックが用意されています。
LEDや温度感知など、身近な製品に使われているセンサーがそれぞれ搭載されています。
・ボタン
・LEDライト
・人感センサー
・動きセンサー
・温度、湿度センサー
・明るさ反応センサー
・GPIO(他機器とつなげるためのコネクタ)

これらのセンサーはIoTにおいて頻繁に活用されており、組み合わせることで様々なIoT製品が制作されています。
特徴②:専用アプリで直感的なプログラミング
「IoTプログラミングってなんだか難しそう…」
と思う方もいらっしゃると思いますが、MESHは誰でも直感的にプログラミングが出来るように専用アプリを用意してくれてます。
難しいコードを打つ必要はなく、あらかじめ用意されているパーツを指でなぞって繋げるだけでプログラムが完成します。

現在アプリが使えるのは、iOS、Android、Windowsの3つのOSです。
特徴③:作ったアイデアは全世界に公開できる
MESHの公式サイトには「レシピ集」という作品が見れるページがあります。

掲載されている作品は、実際にMESHを購入した人たちが作ったもの。
実際の生活に役立つ作品やおもしろアイデアなど、MESHを使った事例が世界中から集まっています。
シーン別
人気別
タグ付け別
以上のカテゴリーでMESHを使った様々な作品を閲覧できます。
もちろん、自ら作品を公開することも出来ますよ。
特徴④:市販の電気機器とつなげられる
MESHは他の電気機器やWebサービスと連携させることも可能。
ブロックの一つである「GPIOブロック」を活用すれば、市販の電気工作と接続してリモートで動くラジコンなどが作れます。

MESHだけに止まらずいろんなサービスや製品も一緒に使うことで、作れる作品の幅がグッと広がります。
3. MESH(メッシュ)がプログラミング教育におすすめできる3つのメリット

ここまでMESHの特徴を解説してきました。
MESHは子どものプログラミング教育において、どのようなメリットがあるのでしょうか。
MESHを活用している人たちの作品を見ていくことで、以下のようなメリットがあることが分かりました。
メリット①:世界の中心技術の一つであるIoT技術を直感的に学べる!
メリット②:プログラミングとものづくり両方を体験できるから創作意欲が刺激される!
メリット③:コードを打つ必要がなくプログラミング初心者でも安心!
それぞれ詳しく解説していきます。
メリット①:世界の中心技術の一つであるIoT技術を直感的に学べる!
IoTは今、世界で最も注目を集めている技術の一つです。
MESHはそんなIoT技術について直感的に学べるプログラミングツール。
7つのブロックを専用アプリでプログラミングすることで、誰でも簡単にIoTを活用した作品が作れます。
様々なプログラミングツールや教材がある中、MESHなら「IoT」と「プログラミング」を同時に学べるということ。
これから世界の中心技術になるであろうIoTはどのようなものなのか、MESHを活用すれば簡単に体感できますよ。
メリット②:プログラミングとものづくり両方を体験できるから創作意欲が刺激される!
MESHは7つのブロックにプログラミングして作品を作るので、ものづくりの一面もあります。
一般的なプログラミング教材は、パソコンやiPadと向き合ってプログラミング学びます。
「子どもがずっと画面を見ているのはちょっと心配…」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしMESHならずっと画面と向き合うことはなく、MESHブロックやもちろん身の回りの物を活用して作品を作ります。
自分の手で触って、加工して、作り上げていくことは、子どもの成長においてとても大事な時間。
実際、ダンボールや紙も活用した作品が公式サイトのレシピ集でたくさん公開されています。

MESHはIoTプログラミングツールです。
身の回りにある物を活用して作品を作れることが、MESHの一番の魅力なのです。
メリット③:コードを打つ必要がなくプログラミング初心者でも安心!
「IoTプログラミングって聞くとなんだか難しそう…」
と感じている方もいらっしゃるでしょう。
しかしMESHは、誰でもプログラミングできる専用アプリを用意してくれています。
アプリ内に事前に用意されているパーツを、指でなぞって繋げるだけ。
実際にコードを打ったり、専門的な知識は必要ありません。
プログラミング初心者でも安心して始められます。
実際、多くの子ども達が作ったオリジナル作品を公式サイトで閲覧できます。
MESHなら最先端であるIoTを活用したものづくりを体感しつつ、プログラミングを学ぶことが出来ますよ。
4. MESH(メッシュ)を使う際の3つ注意点
MESHには魅力がある一方で、いくつか注意点があります。
注意点①:製品内容の割に価格が高い
注意点②:MESHだけでは作れるものが限られる
注意点③:新しいものを作るときは作ったものを解体する必要がある
しかし上記の注意点を理解すれば、子どものより良いプログラミング教育は何か見極めるヒントになります。
ぜひ参考にしてみてください。
注意点①:製品内容の割に価格が高い
プログラミングツールや教材を選ぶことにおいて、一番気になるのは値段。
MESHは7つのブロック全て揃った「アドバンスセット」が35,167円(税抜)。
「ちょっと高いな…」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
つまりMESHは、出来る内容の割には価格が高いと言えます。実はわざわざMESHを用意しなくても、市販のセンサーや一般的なプログラミング言語を使えば、同じことがより安い費用で実現できてしまいます。
しかしMESHはなんと言っても、誰でも簡単にIoTプログラミングを学べることが魅力。
MESHさえ用意すれば、特別な操作もなくすぐにIoTを活用した作品が作れます。
誰でもIoT技術を体感できるようにたくさん工夫が施されているからこそ、この価格になったと言えるでしょう。
注意点②:MESHだけでは作れるものが限られる
MESHは誰でも簡単にIoT技術を活用した作品を作れるとはいえ、MESHブロックだけでは出来ることが限られてしまいます。
身の回りのものと一緒に活用することで、出来ることの幅が広がります。
MESHはIoT技術が学べるプログラミングツール。つまり身の回りにある物と組みわせることが醍醐味。
MESHブロックだけを繋げて遊ぶだけでは、学べることが薄いでしょう。
しかし逆に言えば、MESHと身の回りのものを組み合わせることで出来ることが一気に広がり、たくさんの学びや楽しさを得られます。
注意点③:新しいものを作るときは作ったものを解体する必要がある
MESHは7つのブロックしか用意されていないので、新しい作品を作る時はブロックを使い回す必要があります。
つまり新しい作品を作るには、一度作った作品を解体しないといけません。
せっかく作った作品を、次の作品を作るために解体しないといけないのはちょっと勿体無いですよね。
しかしMESHの専用アプリは作ったプログラムを保存できる機能があります。
一度解体してしまってもプログラムはいつでも閲覧できるで、また同じものを作りたくなった時はいつでも復元できます。
また公式サイトのレシピ集に公開すれば、自分がどのように作品を作ったのか記録を残せます。
もし新しい作品を作るときは、プログラムの保存とレシピ公開を忘れないようにしましょう。
5. MESH(メッシュ)をおすすめできる子どもは?

MESHの特徴から、メリット、デメリットを見てきましたが、結局どのような子どもにMESHはおすすめできるのでしょうか?
結論を申し上げますと、MESHは身の回りの物に興味がある子どもに最もおすすめできます。
MESHは7つのブロックを使ってIoT技術を学べるプログラミングツール。
つまり実際にある物と組み合わせて作品を作る事で本領を発揮します。
したがって身の回りのことに興味を持ち
「この道具ってもっと便利にできないかな?」
「MESHを使ったら、こんな困った事を解決できるかも!」
「MESHとこの家電を組み合わせたら面白い作品ができそう!」
と、アイデアを思いつく子どもなら、MESHを楽しみながらIoTやプログラミングについて学ぶことができます。
他にも
新しい技術に興味がある!
ただプログラミングをするだけじゃつまらない!
ものづくりに興味がある!
このような子どもたちにもMESHはおすすめできるでしょう。
一方このような子どもには、あまりおすすめできません。
・ゲームやアニメーションを作りたい子
・なんとなくプログラミングをやってみたい子
MESHはIoT技術を活用したプログラミングツールなので、ゲームやアニメーションは作れません。
もしゲームやアニメーションを作りたい場合は、プログラミングツールを使いましょう。
ゲームやアニメーションが作れるプログラミングツールについては「プログラミングをゲームで学ぼう!子供向けおすすめサイト9選」に詳しく解説していますので、ぜひこちらご参考ください。
またプログラミングに興味を持っているけど、具体的に何がしたいかまだよく分かっていないという子どもには、Scratch(スクラッチ)をおすすめします。
Scratchはアメリカの有名大学MIT(マサチューセッツ工科大学)の研究機関が開発したプログラミング学習ツールです。
パズルを組むようにプログラミングするので、プログラミングしたことない子どもでも大丈夫。

色分けされたブロックを組み立てることで簡単にプログラミングが学べる
実際、世界中の教育機関で導入されており、日本でも多くの学校やプログミング教室で活用されています。
Scratchについては「scratch(スクラッチ)プログラミングは簡単にできる?使い方とおすすめゲームをご紹介」で詳しく解説していますので、これからプログラミングをしてみたい子どもがいらっしゃるなら、ぜひご参考ください。
6. MESH(メッシュ)を楽しむための5つのSTEP
それでは最後に、MESHをどのように楽しんだら良いか具体的な方法を説明します。
手順は以下の通り。
STEP①:まずは3個セットを買ってみる
STEP②:アプリをダウンロード
STEP③:MESHだけで簡単に作ってみる
STEP④:身の回りを観察をしてアイデアを膨らましてオリジナル作品を作る
STEP⑤:公式サイトのレシピ集に公開する
STEP⑥:【応用】MESHと他の機器を繫げて遊んでみる
では、順番に解説していきます。
STEP①:まずは3個セットを買ってみる
MESHは全てのブロックが揃った「アドバンスセット」がありますが、初めての方に向けの「スターターセット」も用意されています。

いきなり全て購入するよりも、まずはスターターセットを購入してMESHがどんなものか体感してみると良いでしょう。
子どもが夢中になりそうであれば、残りのブロックを単品で購入して7つ全て揃えていきましょう。
STEP②:アプリをダウンロード
MESHが届いたら専用アプリをダウンロードしましょう。

各ブロックは専用アプリでMESHをプログラミングすることで動かします。
対応端末は
・iOS9.0以降
・Android5.0以降
・Windows 10 Creators Update(1703)以降
いずれの端末もBluetooth 4.0 (Bluetooth Low Energy)搭載されている必要があります。
ただ現在販売されている端末は基本的にBluetooth 4.0なので、そこまで懸念することはありません。
STEP③:MESHだけで簡単に作ってみる
アプリをダウンロードしたら、実際にプログラミングしていきます。
最初はMESH同士をつなげるだけの簡単なプログラムを作ってみましょう。
・ボタンを押したらLEDが光る
・人が通ったら音が鳴る
など、シンプルなプログラムを作ってMESHの使い方を理解していきましょう。
公式サイトのレシピ集を真似して作ってみるのも良いですね。
STEP④:身の回りを観察をしてアイデアを膨らましてオリジナル作品を作る
MESHの使い方に慣れたら、実際に自分のオリジナル作品を作りましょう。
・あったら良いなと思うもの
・普段不便に感じているもの
などなど、普段の生活に注目してアイデアの種を集めていきましょう。
実際に閃いたら、そのアイデアを元にアプリでプログラミングしていきます。
MESHをプログラムするだけでなく、紙やダンボールを加工してみたり、身の回りにあるものを一緒に使ってみると、よりオリジナリティ溢れる作品が作れますよ。
STEP⑤:公式サイトのレシピ集に公開する
実際に作品が完成したら、公式サイトのレシピ集に公開してみましょう。
レシピ公開するには、公式サイトでアカウントを作成する必要があります。
氏名、メールアドレス、ログインパスワードを設定し、メールアドレスに記載されているリンクからログインするだけで簡単に作成できます。
アカウントを作成したら、実際にレシピを書いて世界中に作品を公開しましょう!
STEP⑥:【応用】MESHと他の機器を繫げて遊んでみる
MESHでの作品作りに慣れてきたら、他の機器と繋げてみることに挑戦してはいかがでしょうか。
MESHのブロックの中には「GPIOタグ」と呼ばれるものがあります。

このブロックは市販の電子工作などと電線で繋げられます。
つまりGPIOタグを活用してプログラムすれば、MESH以外の電子機器も操作することが可能。
リモートコントロールのラジコンや温度、湿度に反応して自動で水やりしてくれる植木鉢など、作れる幅がグッと広がります。

MESHと他の電気機器を一緒に利用すれば、より本格的にIoT技術を活用した作品が作れるようになりますよ。
6. MESH(メッシュ)を検討する前に解決したい疑問点
ここではMESHの気になる疑問点に回答します。
気になる疑問があれば、ぜひ参考にしてみてください。
疑問点①:どこで購入できる?
疑問点②:専用アプリなしでも使える?
疑問点③:無料体験できる?
疑問点④:故障したらどうすれば良い?
疑問点①:どこで購入できる?
取り扱い店舗は公式サイトのページにまとめられています。
もしネットショップで購入したい場合は、amazon等でも購入できます。

疑問点②:専用アプリなしでも使える?
MESHは専用アプリと一緒に使う必要があります。
MESHだけでは動かせません。
疑問点③:無料体験できる?
無料体験できる場所は、公式サイトのページで確認できます。
疑問点④:故障したらどうすれば良い?
まずは公式サイトのページを確認して、復活できるかどうか試してみましょう。
いずれの方法でも改善できなければ、こちらのページで修理の申し込みが出来ます。
ただし一つにつき2,780円(税抜)かかってしまいます。
まとめ
MESHはIoT技術を学べるプログラミングツール。
7つのブロックを専用アプリを使ってプログラミングすることで、誰でも簡単にIoT技術を利用した作品が作れます。
プログラミングは指でなぞるだけの直感的な操作だけなので、初心者でも安心してプログラミングできます。
作った作品は公式サイトのレシピ集に公開でき、世界中でMESHを活用した作品を閲覧可能。
またMESHだけでなく身の回りの物や市販の電気機器を組み合わせれば、作品の幅を一気に広げられます。
一方気になる点としては、全てのブロックが揃ったアドバンスセットが35,167円(税抜)とプログラミングツールとしては高額な部類に入ることや、MESHだけだと作れる幅が広くないこと。
以上からMESHは、身の回りに興味を持っており、いろんなアイデアを閃くことが出来る子どもにおすすめです。
ぜひMESHでいろんな作品を作りつつ、世界が注目するIoT技術を学んでみてはいかがでしょうか。
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