家庭教師を個人で契約しようか迷っていますね。
個人で家庭教師と契約すると会社を通さない分お互いにメリットがあるように感じます。
しかし、個人契約だからこそ注意しなければならないデメリットもあるのです。
今回は家庭教師と個人契約するときのメリットとデメリットをまとめました。
十分に理解した上で個人契約をし、子どもの学力を伸ばしましょう。
目次
1.家庭教師を個人契約でお願いするメリット

まずは、家庭教師と個人契約するときのメリットを見ていきましょう。
メリットは、3つあります。
- 費用が安い
- 契約内容を柔軟に変更してもらえる可能性が高い
- 希望通りの家庭教師を選ぶことができる
順番に確認していきましょう。
メリット1.費用が安い
個人で家庭教師を頼む一番のメリットは、やはり価格です。
一般業者と個人契約の場合でどれくらい相場が違うのかまとめてみました。
一般業者 | 個人契約 | |
小学生 | 3,000〜10,000円 | 2,000円〜4,000円 |
中学生 | 4,000円〜10,000円 | 2,000円〜5,000円 |
高校生 | 5,000円〜10,000円 | 3,000円〜6,000円 |
1コマあたりの相場を見てみると、一般業者よりも格安で授業を受けさせることができます。
さらに一般業者の場合、高い教材を買わなければならないケースも多いです。
個人契約であれば子どもの使いやすい教材を購入して進めてもらえます。
このように一般業者と個人契約では相場に大きな差があり、個人契約が圧倒的に安く頼めるのです。
メリット2.契約内容を柔軟に変更してもらえる可能性が高い
個人契約であれば、契約内容を柔軟に変更してもらえる可能性が高いです。
例えば、以下のような内容変更を行うケースはたくさんあります。
- 定期テスト前だけ週3で来てほしい
- 習い事を増やすため曜日を変えたい
- 学力が向上し受験をするための勉強に切り替えてほしい
- 家族旅行に行きたいから1週だけ曜日を変更してほしい
このように家庭教師を雇っていると契約内容を少し変更したいということも出てきます。
個人で契約していれば、お互いの話し合い次第で柔軟に対応してもらえる可能性は高いです。
メリット3.希望通りの家庭教師を選ぶことができる
個人契約であれば希望通りの家庭教師を選ぶことができます。
子どもの学力レベルや目指している学校、性格によってどのような家庭教師が合っているかは変わります。
とくに、「とりあえず学校の勉強についていくために勉強の習慣をつけたい」という場合、家族以外の年上の人と勉強する時間が大切になってきます。
プロの先生に頼む必要はないため、費用を抑えるため個人契約をすると子供に合った学力で勉強を進められるはずです。
2.家庭教師を個人契約するときのデメリット

家庭教師を個人契約するときのデメリットは3つあります。
- 自分で家庭教師を探さなければならない
- 指導力の質が十分ではない可能性がある
- 契約書を自分で作る必要がある
順番に確認しましょう。
デメリット1.自分で家庭教師を探さなければならない
個人契約の場合、自分で家庭教師を探さなければなりません。
子どもに合うこだわりの家庭教師を探すことができる反面、探す手間がかかります。
家庭教師を派遣する一般業者に依頼するときと比べると、理想の家庭教師探しに時間がかかるということは覚悟しなければなりません。
デメリット2.指導力の質が十分ではない可能性がある
個人契約の家庭教師の場合、指導力の質が十分でないかもしれません。
たとえ有名大学の学生であっても、指導力があるとは限らないからです。
自分で勉強をして成績をあげることと人に勉強を教えて成績をあげることは全く別の能力が必要となります。
一方、一般業者に依頼すると、教師の研修を受けた家庭教師が指導してくれます。
そのため個人契約をする家庭教師のクオリティは、親が面談や体験授業で見極めなければなりません。
また、難関学校への受験や大幅に学力アップを狙うなら一般業者の方がおすすめです。
デメリット3.契約書を自分で作る必要がある
家庭教師と個人契約を結ぶ場合、契約書を自分で作る必要があります。
メールでの約束や面談での口約束だけでは危険です。
認識の食い違いがあると、「最初に言っていたことと違う」とトラブルに発展しかねません。
最低でも以下のことは契約書に記載し、両者で確認したうえ書面を交わしましょう。
- 1コマあたりの費用(時給)
- 指導の曜日や時間
- いつ支払うのか
- 支払い方法
- 遅刻した時・無断欠席をした時にはどうするのか
このあたりもしっかりと契約書に記載しておくとトラブル回避につながります。
3.個人の家庭教師の契約法

もし、家庭教師と個人契約することを決めたのであれば、「誰に頼むべきか」が重要です。
身近に頼める人がいない人でも大丈夫。諦めないでください。
個人で家庭教師を探す方法や交渉方法を確認していきましょう。
3-1.個人で家庭教師を探す方法
個人で家庭教師を探す方法は3つあります。
- 知人に頼む
- インターネットの掲示板を活用する
- 家庭教師のマッチングサイト
順番に確認していきましょう。
①知人に頼む
まず、知人に頼むという方法があります。
普段から付き合いのある人だと、安心して子どもを任せることができます。
子どもも気心がしれているので、やる気も上がるかもしれません。
気軽に親戚やママ友に相談してみましょう。
②インターネットの掲示板を活用する
身近に家庭教師を頼める人がいないなら、インターネットの掲示板を活用するのもおすすめです。
性別や希望の金額を提示すると、家庭教師募集ができます。
逆に、家庭教師バイトをしたい人が生徒を募集している掲示板もあるので、条件似合うならこちらからコンタクトを取るのもおすすめです。
以下の情報サイトであれば、気軽に家庭教師探しができます。
一度確認してみましょう。
③家庭教師のマッチングサイト
家庭教師のマッチンングサイトを利用することもおすすめです。
マッチングサイトを使うと間に仲介が入るため、掲示板より早く希望の条件に合う家庭教師を紹介してもらえます。
たとえば、以下のマッチングサイトはおすすめです。
このマッチングサイトであれば、即日〜2日以内に家庭教師を紹介をしてくれます。
ただし、最初に紹介料が発生するので注意しましょう。
3-2.家庭教師との交渉方法
インターネット等で家庭教師が見つかったら、次は支払う価格の交渉をしたり、子どもと先生の相性を見極めたりする必要があります。
まずは面談を設けましょう。
実際に面と向かってどんな人なのかをご自身で確かめてください。
また、今の学力や今後の目標をしっかりと伝えることも大切です。
学力の基礎をしっかり固めたいのか、受験に向けて志望校合格を目指していきたいのか。
指導内容や、年齢によって価格相場は異なりますので面談の際に価格交渉を行いましょう。
授業毎に払うのか、月末に手渡し又は振込にするのかということも面談で決めておくと安心です。
さらに、面談の後は体験授業を行い子どもとの相性を確認しておきましょう。
面談・体験授業が問題なければ契約書を交し、交渉完了となります。
まとめ
家庭教師と個人契約する最大のメリットは、格安で授業を受けられることです。
身近に家庭教師になってくれる人がいたり、子どもの目標が特別難しくないのであれば個人契約にするメリットは大きいでしょう。
しかし、難関校を目指したり大幅な学力アップを狙うのであれば、指導力のあるプロの家庭教師に依頼することをおすすめします。
子どもに合った家庭教師選びをして、子どもの学力を伸ばしましょう。
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