子供が受験勉強を始める時期は、子供も親もナイーブになりますよね。
親としては、子供になるべく効率的に勉強をしてほしいと思うでしょう。
子供が勉強を始めても、近くにある漫画やゲームに気を取られてしまい、集中力が続かないこともあるはずです。
そこで、ここでは効率的な勉強をするコツ、勉強のモチベーションを上げるコツ、勉強したことを定着させるコツについてご紹介します。
子供が勉強の仕方で悩んでいる方や受験勉強を控えている方は、コツを押さえて効率的に結果を出していきましょう!
1.効率的な勉強をするコツは?

勉強をするときは、無駄な時間を減らして効率的に勉強をしたいですよね。
そこで、ここでは以下のような効率的な勉強をするコツについてご紹介します。
- 参考書を繰り返し読む
- 一冊の参考書を完璧に仕上げる
- ストップウォッチを使って時間を記録する
- インプットは夜、アウトプットは朝に行う
- 短期間で計画を立てて自分を追い込む
- 1ヶ月単位ではなく1日単位でスケジュールを立てる
- 実現可能なスケジュールを組む
- 子供が勉強を頑張っていることを周囲の人が理解する
- スキマ時間を有効活用する
闇雲に勉強をしていても、なかなか定着しなかったり、時間がかかってしまったりすることがあるので、効率的に勉強をすることが大切です。
それぞれのコツについて、順番に確認していきましょう。
1−1.参考書を繰り返し読む

効率的な勉強をするコツの一つ目は、「参考書を繰り返し読む」ことです。
はじめのうちは参考書を読んでいても理解できないことがあるでしょう。
それでも、立ち止まらずに繰り返し読むことが大切なのです。
人間の脳は繰り返すほど覚えるようになっています。
そのため、2回、3回、4回と、とにかく繰り返し読むことで脳が勝手に記憶してくれるはずです。
1−2.一冊の参考書を完璧に仕上げる

効率的な勉強をするコツの二つ目は、「一冊の参考書を完璧に仕上げる」ことです。
勉強をしようと思って、たくさんの参考書を買ったけれど、中途半端に終わってしまうことは珍しくありません。
勉強の実力をつけるためには、まずは一冊の参考書を完璧に仕上げることが大切です。
ただ繰り返すだけでは身につかないので、1周目、2周目と周数に応じて異なる勉強をすることで、効率がグッとアップします。
1−3.ストップウォッチを使って時間を記録する

効率的な勉強をするコツの三つ目は、「ストップウォッチを使って時間を記録する」ことです。
一日の勉強時間をストップウォッチで逐一記録することで、自分がどれだけ勉強をしたのか目に見えるのでわかりやすくなります。
また、「この勉強を何時間で終わらせる」と制限時間を決めて勉強をすることでプレッシャーがかかり、効率も上がるでしょう。
1−4.インプットは夜、アウトプットは朝に行う

効率的な勉強をするコツの四つ目は、「インプットは夜、アウトプットは朝に行う」ことです。
学習効率を高めるためには、記憶の特徴を利用することが大切です。
まず、睡眠を取ることによって、人の記憶は整理されると言われています。
そのため、睡眠の直前にはインプットをするのが良いでしょう。
また、朝起きたときは、脳や体がリフレッシュされている状態なので、エネルギーを使うアウトプットが適しています。
1−5.短期間で計画を立てて自分を追い込む

効率的な勉強をするコツの五つ目は、「短期間で計画を立てて自分を追い込む」ことです。
子供が受験に向けて勉強を始めるときは、試験まで1年や2年などの長い期間があることが多いでしょう。
しかし、人間の集中力は1年や2年もずっと保てるものではありません。
また、2年後の試験を目指して勉強を始めても、「まだ2年先だからゆっくりやろう」と思ってしまうこともあるはずです。
そのため、長期の計画を立てるのではなく、短期の計画を立てて、効率よく勉強をすることが大切となります。
1−6.1ヵ月単位ではなく1日単位でスケジュールを立てる

効率的な勉強をするコツの六つ目は、「1ヶ月単位ではなく1日単位でスケジュールを立てる」ことです。
試験日に向けて、ゴールから逆算をして計画を立てることが大切です。
そして、1ヶ月単位ではなく1日単位で細分化してスケジュールを立てることで、計画を守りやすくなります。
ざっくりとした計画だと、ゴールと今の勉強の進み具合のズレがわかりにくくなってしまうでしょう。
そのため、勉強を進めていく上で、目標と現時点での勉強の進み具合を把握することが重要です。
1−7.実現可能なスケジュールを組む

効率的な勉強をするコツの七つ目は、「実現可能なスケジュールを組む」ことです。
自分がどのくらいのペースで勉強を進められるのかを把握して、実現できるスケジュールを組むことがポイントとなります。
普段からストップウォッチで時間を測りながら勉強をすることで、自分がどのくらいのペースで勉強ができるのかわかるはずです。
実現できないスケジュールを組んだり、毎日無理して課題をクリアできるようなスケジュールを立ててしまっては、勉強は続きません。
まずは、自分の勉強ペースを把握することが大切です。
1−8.子供が勉強を頑張っていることを周囲の人が理解する

効率的な勉強をするコツの八つ目は、「子供が勉強を頑張っていることを周囲の人が理解する」ことです。
子供が受験勉強をするときは、家族や周囲の人にも負担がかかるでしょう。
たとえば、外で勉強をするため帰宅時間が遅くなったり、休日も勉強に充てることになるはずです。
そこで、子供が勉強を頑張っていることを家族が理解することで、子供も勉強に専念しやすくなります。
1−9.スキマ時間を有効活用する

効率的な勉強をするコツの九つ目は、「スキマ時間を有効活用する」ことです。
まとまった時間は、長時間確保することは難しいですよね。
また、1日の中でスキマ時間は結構あるものです。
そのため、数分単位のスキマ時間を勉強の時間に充てることで、時間を有効活用できるでしょう。
たとえば、電車に乗っている時間や学校の休み時間など、数分程度のスキマ時間を積極的に勉強の時間にすると良いです。
以上が、効率的な勉強をするコツについてでした。
次は勉強のモチベーションを上げるコツについてご紹介します。
2.勉強のモチベーションを上げるコツ

勉強を続けていると、モチベーションを保つことが大変ですよね。
特に、受験勉強など長期的に勉強をしている場合や、長時間勉強をしているときは、集中力が無くなってしまうこともあるでしょう。
そこで、ここでは以下のような勉強のモチベーションを上げるコツについてご紹介します。
- 勉強したら色を塗る「ぬり絵勉強法」を実践する
- やる気が出ないなら音読をする
- とりあえず始めてみる
- 上手に中断する力を身につける
子供が勉強に対して集中できなくなっていたり、モチベーションが下がっていると感じたときは、本項目で紹介することを提案してみてください。
2−1.勉強したら色を塗る「ぬり絵勉強法」を実践する

勉強のモチベーションを上げるコツの一つ目は、「勉強をしたら色を塗っていく」ことです。
「ぬり絵勉強法」のやり方は、方眼紙と色ペンを用意して、15分勉強をしたら1マス塗ります。
勉強をするほど色を塗っていけるので勉強時間が確実に積み上がっていくのが目に見えてわかりますよね。
それがモチベーションに繋がり、勉強を続けやすいでしょう。
また、勉強の科目ごとに色分けをすることで、自分がどの科目をどのくらい勉強しているかも一目でわかるようになります。
2−2.やる気が出ないなら音読をする

勉強のモチベーションを上げるコツの二つ目は、「やる気が出ないなら音読をする」ことです。
勉強をしようとしても、なんだかやる気が出ない気分のときもあるでしょう。
そんなときは、とりあえず音読をすることがおすすめです。
音読をすることで、脳が刺激されてやる気が出ると言われています。
また、音読をすることで長期記憶に残りやすいというメリットもあるのです。
2−3.とりあえず始めてみる

勉強のモチベーションを上げるコツの三つ目は、「とりあえず始めてみる」ことです。
勉強に対してモチベーションが下がっているときは、勉強を始めるまでに時間がかかることがあるでしょう。
そんなときは、とりあえず一問だけ問題を解いてみたり、とりあえず参考書を読んでみたりすることが大切です。
一旦始めてしまえば、徐々に気分が乗ってきて勉強が捗ることも珍しくありません。
2−4.上手に中断する力を身につける

勉強のモチベーションを上げるコツの四つ目は、「上手に中断する力を身につける」ことです。
勉強が捗っているときは、中断することが難しいですよね。
かと言って、勉強を一度中断するとなかなか再開できないこともあるでしょう。
そこで、勉強をしているときは、あえて切りの悪いところでやめることがおすすめです。
問題を解いている途中など、切りの悪いところで中断することで続きが気になり、記憶に残ります。
そのため、再開しやすくなるでしょう。
以上が、勉強のモチベーションを上げるコツについてでした。
最後に、勉強したことを定着させるコツについてご紹介します。
3.勉強したことを定着させる2つのコツ

勉強したことを暗記して定着させるには、以下のようなコツがあります。
- 一回で完璧に覚えようとしない
- チャプターごとにこまめに復習をする
子供が勉強しているときは、効率良く学習したことを定着させてもらうことが大切です。
それぞれのコツについて、順番に確認していきましょう。
3−1.一回で完璧に覚えようとしない

勉強したことを定着させるコツは、「一回で完璧に覚えようとしない」ことです。
参考書をじっくりと読んで、一回で覚えるのは難しいですよね。
記憶するには復習を何回もする必要があるので、参考書を1周、2周と早いペースで回すことで暗記することができるでしょう。
また、初めて参考書を読むときは、できるだけサクサク前に進めると良いです。
わからない言葉が出てきたときに、その都度調べていると全然進まなくなってしまいます。
そのため、意味がわからない言葉が多い場合は、一通り読み終えてから調べるのも良いでしょう。
3−2.チャプターごとにこまめに復習をする

勉強したことを定着させるコツは、「チャプターごとにこまめに復習をする」ことです。
暗記するためには参考書を何周もすることが大切ですが、分厚い参考書の場合は一冊を終わらせてから2周目に入るまでに、時間がかかってしまいます。
その場合は、チャプターごとに復習をすることが大切です。
こまめに復習をすることで、記憶を維持できている状態なので時間がかからないことが多いでしょう。
以上が、勉強したことを定着させるコツでした。
積極的に取り入れて、どんどん効率よく勉強内容を頭に入れていってもらいましょう。
まとめ
子供に勉強を効率よく行ってもらうには、さまざまなコツがあります。
工夫次第で効率的に勉強ができ、モチベーションも保ったまま勉強を続けることができるでしょう。
今回ご紹介した15個のコツを積極的に取り入れ、勉強に役立ててもらってください。
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