「受験勉強ってどうすれば効率的に進められるのかな…」
受験勉強の効率的な進め方について悩んでいる方も多いでしょう。
受験勉強はやり方を間違えてしまうと、いくら勉強しても結果が出なくなるかもしれません。
今回は、現役京大生が効率的な受験勉強の進め方を教えます!
受験勉強において重要なモチベーションを高める方法も教えます!
これを読んで効率的に受験勉強を進めて、確実に志望校に合格しましょう!
目次
1.効率的な受験勉強をするなら過去問から取り組もう

まずは効率的な勉強法を紹介します。
すぐにできるものなので、実践してみてください。
まずは過去問を解こう!

受験生にありがちなミスとして、過去問を最後に回しがちですが、過去問は最初にやることが重要です。
なぜなら、過去問を解くことで、現在の学力を測定できるだけでなく、志望校の出題傾向やあなたの苦手な分野を把握することができるからです。
基本はもちろん大切ですが、実際の試験では、各大学それぞれの特色のある応用問題が出題されます。
最初に過去問を解くことで、ゴールを意識した勉強ができます。
ゴールを意識することで、出題傾向に慣れ、本番でも出題傾向に慣れていない人よりも高い点数を取ることが可能なのです。
過去問を数多く解き、あなたの苦手分野を特定するとともに、志望校の応用問題に慣れておきましょう。
出来ない問題だけに取り組む
過去問を最初に解くことであなたの解くことができる問題と解けない問題を見極めることができます。
ここで注意してほしいのが、出来る問題をくりかえし解いてしまうことです。
出来る問題に繰り返し取り組むことは時間の無駄です。
確かに、全く同じ問題ではないので、出来る問題から新たな知識を獲得できる可能性はあります。
しかし、あなたの出来ない問題を解くことから得られるメリットの方がはるかに大きいのです。
値の違う連立方程式を何問解いてもあなたの学力はあがらないですよね?
しっかりと出来る問題と出来ない問題を見極めて、出来ない問題を把握することが大切です。
2.受検勉強は机だけじゃない!時間を有効活用しよう!
隙間時間という言葉は聞いたことがあると思います。
受験勉強だけにとどまらず、ビジネスをする上でも隙間時間を有効活用することが大切となります。
寝る前の10分間、歯磨き中、ドライヤー中など日常生活を見直すと多くの隙間時間を発見できます。
日常生活の中での隙間時間を合計すると1~2時間程度になり、結構な時間となりますよね。
隙間時間にはさまざまなものがありますが、それぞれの隙間時間でやることを決めてしまうといいでしょう。
やることを決めていないと、「何をしよう」という意思決定の時間も発生してしまいます。
この時間ももったいないので自分なりにやることを事前に決めてしまいましょう。
隙間時間1:通学中は暗記物に取り組め!

隙間時間の中で最も多くの時間を占めるのが通学時間です。
電車通学の学生もいれば、徒歩、自転車通学の学生もいると思います。
もし選択可能なのであれば、電車通学をお勧めします。
理由は両手が使えるからで、やることの選択肢が広がります。
電車内では英単語、古文単語を覚えるのが良いでしょう。
先ほど説明したように、勉強したことを記憶に定着させるには復習が大事です。
朝に覚えた単語を帰りの電車で復習する勉強法がオススメです。
一日20単語覚えることができたら、1カ月で600単語を覚えることができます。
30単語なら、1カ月で900単語です。
また、単語の他にも一問一答式の問題集に取り組むのも良いでしょう。
ほとんどの科目で一問一答式の問題集がありますので、苦手な教科のものを重点的に取り組むなど自分なりに考えてみてください。
ちりも積もれば山となりますので、毎日の通学時間を有効に活用しましょう。
隙間時間2:歩いているときはリスニングをしよう!
徒歩や自転車で通学している人も、時間を有効活用することができます。
両手を使わないで勉強するにはリスニングがおすすめです。
自分のスマートフォンに英単語や古文単語などを事前にいれておくと、すぐに聞いて勉強することができます。
また、英語の長文を聞くのも効果的です。
英語の長文リスニングに慣れるには、より多くの時間英語を耳にすることが大切です。
毎日の通学時間を利用して、長文英語に慣れるのもひとつの手でしょう。
最近では、英語や古文のリスニングの他に、日本史や世界史でもリスニングできるものもあります。
聴くだけ世界史、聴くだけ日本史と検索するとヒットします。
歩いてる時間も耳から聞いて勉強することで、隙間時間を有効活用できるのです。
隙間時間3:トイレ、風呂ではTO DOを整理しよう!

代表的な隙間時間として、トイレやお風呂があります。
トイレやお風呂はリラックスの時間でもありますので、英単語を覚えるなどは行いません。
おすすめは、TO DOを整理することです。
つまり、今後の勉強計画を立てたり、一日の勉強プランを考えたり、優先順位の見直しなどを行います。
勉強計画を立てることは、勉強のモチベーション維持に欠かせないので効果的です。
3.モチベーションを上げる方法4選
受験勉強をする際に大事になるのが、どのようにしてモチベーションを維持するのかということですよね。
高いモチベーションを維持すると勉強の質や効率が良くなり生産性が上がります。
一方で、モチベーションが低いと逆の状態になります。
そこで、モチベーションを高める方法とモチベーションを高めることに繋がる事実を伝えていきます。
モチベーションを高める方法4選は次の通りです。
- 大学生活の楽しさを思い浮かべる
- 将来のメリットを考える
- 勉強場所を変える
- 優秀な学生と話す
これらは全てモチベーションを上げるために重要なので最後まで読んでみてください。
方法1:大学生活の楽しさを思い浮かべる

モチベーションを上げる一つの方法として、具体的な大学生活をイメージすることが上げられます。
数カ月のつらい勉強を乗り切ったら、4年間の楽しい大学生活を過ごすことができるのです。
大学生活は、高校までとは違い、何事にも自主性が求められます。
そのため、あなたがしたいことに時間を使えます。
授業は高校のように朝から夕方まであるわけではなく、1日2,3コマで自分で選択して授業を受けることができます。
1日中休みにすることも可能で、多くの時間自由に使うことができます。
また、3年生以上になると、週に1日だけ授業という学生も珍しくありません。
バイトをしたり、サークルに打ち込んだり、自分がしたいことに時間を使えます。
サークルに所属すると男女で遊び感覚でスポーツなどを楽しむことができます。
お酒を飲んではしゃいだり、休みにはみんなで旅行に行ったりなど楽しい思い出になることは間違いありません。
ちなみに、大学の勉強というのは、もちろん人それぞれですが、大学受験の勉強と比べると非常に楽です。
このように、楽しい大学生活を送ることを想像することで、勉強へのモチベーションを上げるようにしましょう。
方法2:将来へのメリットを考える
受験勉強のモチベーションを高めるのに、大学卒業後の将来へのメリットを意識することもいいでしょう。
将来への最大のメリットは収入が高くなることでしょう。
まず高卒と大卒では基本給が異なります。
高卒の社会人が必死に働いている間、大学4年間遊んでいてもより多くの給料をもらうことができます。
高卒と大卒では生涯年収が平均で6,000万円も異なるそうです。
更に、偏差値の高い大学の学生は高給の大企業に入社することができます。
多くの企業は新卒採用を学歴で判断しないといっていますが、実際は多くの企業が学歴で判断します。
高学歴でない学生が大企業に入社することは非常に難しいのです。
実際に大学別の年収を検索するとわかると思いますが、偏差値の高い大学とそうではない大学とでは年収が100万も200万も異なります。
生涯年収で考えると何千万、または億単位の差がつくのです。
また、レベルの高い大学出身の学生は社会で活躍している人が多いです。
社長になっている人や大企業のお偉いさんになっている人が数多く、強力な人的ネットワークを構築することが可能です。
このようなネットワークは仕事をする上で非常に大事で、助けになるものです。
以上のような、将来受けられるメリットを考えると、数カ月の辛い受験勉強を乗り越えることができるのではないでしょうか。
方法3:勉強場所を変える

これまでのモチベーションを高める方法は意識的な部分でしたが、次に環境面でモチベーションを高める方法を紹介します。
それは勉強場所を変えることです!
自分の部屋では好きなことを何でもできるので勉強に適した環境ではないです。
そこで、学校の図書館やカフェなどをその日の気分で利用するのが良いでしょう。
図書館やカフェで勉強することのいいところは、自由度が低いので音楽を聴いたり、漫画を読んだりできないことです。
怠けることができない環境なので、必然的に勉強に集中することが可能になります。
カフェでコーヒーを飲みながら勉強するのは良い気分転換にもなります。
また、多くの学生が勉強をしているので良い刺激になります。
以上のように勉強場所を変えることでモチベーションを高めてください。
方法4:優秀な学生と話す
モチベーションを高める方法として、優秀な学生と話すと良いです。
ライバルと切磋琢磨することで、お互いの成績を高め合うことができます。
多くの優秀な学生は、お互いに勉強状況を話すことで、モチベーションを高めています。
模試が終わった直後に優秀な学生と話し、自分より成績が良かったら次は「絶対に負けない」とモチベーションを高めることができました。
一方で、意識の低い学生と話すと逆にモチベーションを低下させる要因になりかねないので気を付けてください。
優秀な学生と苦手な教科を教え合ったり、相談をしてもいいですね。
4.こんな勉強法はNG
受験生の中には、間違った勉強法で結果を出せずに悩んでいる人が多くいます。
しかし、間違った勉強法では、効率が悪く、せっかく長い時間勉強しても成績が良くなりません。
そこで、間違った勉強法をいくつか紹介するので、該当する勉強法があったらすぐにやめましょう。
NG1:睡眠時間を削る

受験への不安から睡眠時間を削ってまで勉強をしようとする学生がいます。
しかし、睡眠時間を削る勉強法では成績は伸びません。
睡眠時間を削りより多くの時間を勉強した方が成績が向上すると考えがちですが、これは大きな間違いです。
睡眠時間が短ければ、前日に頑張って勉強した内容を脳に記憶することができません。
脳に記憶させるためには、最低6時間の睡眠が必要だと言われています。
その他にも、次の日の授業が眠くて集中できなくなるなどの影響を受け、本末転倒です。
焦って睡眠時間を削ってまで勉強する気持ちはわかりますが、睡眠時間はしっかりと確保しましょう。
NG2:復習をしない
次に、よくある間違いとして、復習しないことがあげられます。
人間は勉強したこと全てを一度に記憶することはできません。
わかっていても、めんどくさくて復習しない学生が多くいます。
しかし、これでは勉強した内容がいずれ忘れてしまいます。
エビングハウスの忘却曲線によると、20分後には記憶したことの42%を忘れ、1時間後には56%を忘れるといわれています。
更に、1日経つとなんと74%のことを忘れてしまいます。
1日に74%のことを忘れてしまうという事実を踏まえて、復習は当日に行うべきでしょう。
当日に復習することで忘却する量は少なくなりますが、より多くを記憶にとどめておくためには定期的に復習をしなくてはなりません。
翌日にも復習を行い、更にその数日後にもう一度復習を行い、一週間に3度復習することを心がけましょう。
その後、1週間後、2週間後、1か月後のように間隔を広げて定期的に復習をするようにしましょう。
このように定期的に復習することで勉強したことをより多く記憶しておくことができます。
NG3:音楽を聴きながら勉強

最後のNG勉強法は、音楽を聴きながら勉強することです。
音楽を聴きながら勉強する人はよくいますが、これは適切な勉強法とは言えません。
同様にテレビを見ながら、または聞きながら勉強するなども良い勉強法ではありません。
音楽やテレビなどを聞きながら勉強すると、その歌詞や喋っていることが頭に入ってきて勉強していることが記憶に定着しません。
また、好きな曲がかかると歌ってしまったりしてしまいます。
音楽を聴きながら勉強することは記憶力が低下するだけでなく、集中力を低下させることにも繋がるのでやめたほうがいいでしょう。
5.まとめ
効率的な勉強方法、隙間時間の活用法、モチベーションを高める方法、また、ダメな勉強法をお伝えしました。
受験勉強はこの記事でお伝えしたこと全てが重要となります。
ダメな勉強をすぐにやめ、効率的な勉強法で成績をどんどん向上させましょう!
モチベーションを維持しつつ、効率的な勉強、隙間時間を有効活用して受験勉強を成功させてください。
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