チューターについてお調べですね。
チューターとは、家庭教師や個人に着く指導教官という意味です。
現在では、予備校や塾での助手もチューターと呼ばれています。
チューターをうまく活用できれば、受験勉強の効率化や進路についての悩みの解消に効果的です。
チューターの活用方法を知って、大学受験を有利に進めましょう。
目次
1.チューターとは

チューターとは、個人につく指導者という意味です。
元々は大学の中の個人教官でしたが、今では企業をはじめ様々な場所でチューターが活躍しています。
予備校のチューターの役割は、講師の補助として個別の質問に対応したり、勉強方法のサポートをすることです。
ここでは、社会の中のチューターの立ち位置についてみていきましょう。
1-1.チュータ―の歴史
チューターは、14世紀のオックスフォード大学、ケンブリッジ大学に取り入れられた個人指導の制度です。
当時は家庭教師や大学における個人指導の教官をチューターと呼んでいました。
やがて、社会の中で若手の育成のための一人一人について悩みを解決するためにチューター制度を導入するようになります。
今では、経験の少ない若い人材を育てるために、予備校はもちろん、大学や企業の中でチューター制度が取り入れられるようになりました。
1-2.ビジネスの中のチューター
ビジネスの中のチューターは、その業務における知識や経験の少ない新入社員や移動してきた若手社員をサポートしてくれる存在です。
仕事における様々な問題に対して、問題を把握し解決出来るようにサポートしてビジネスの遂行を導きます。
実際には、チュータ―と言っても会社によって役割は様々です。
一人前に育てるまで面倒を見る役割の人もいれば、あくまで助言をするだけのサポート役もいます。
1-3.チューターとメンターの違い
チューターとメンターの違いは、個人に対するアドバイスの範囲の違いに現れます。
チューターは、会社では業務に関するアドバイザーとして、予備校では進学や受験勉強に関するアドバイザーです。
メンターは、チューターが業務や受験に関することだけなのに対して、プライベートな悩みも含んだ相談、指導までを行います。
予備校のチューターは、自分の経験をもとに受験生の悩みにも対応するメンター的役割も兼ねていることが多いです。
2.予備校のチューターについて

予備校のチューターは、基本的にはその予備校出身の大学生アルバイトです。
チューターには、大きく分けて二つの仕事があります。
一つは、予備校運営のための細かい仕事を受け持っているということです。
具体的には、教室の掃除、電話の応答、ビラ配りといった雑務を行います。
もう一つは、つい最近までその予備校で受験勉強をしてきた経験を生かした受験生の相談役です。
授業でわからなかったことの質問はもちろん、受験勉強の方法や受けておくべき授業コースなどを教えてくれます。
3.チューターの効率的な使い方

予備校においてチューターの活用は、受験勉強の効率を高めるために大切な要素です。
チューターの活用方法には次のようなものがあります。
- 講師のサブに使う
- おすすめの講義や参考書について聞く
- 効率よく受験勉強するためにチューターの経験を聞く
- モチベーションを高めるためにチューターを使う
現役大学生で最近まで受験生だったチューターに相談することは、受験に大いに役立ちます。
具体的なチューターの活用方法を見ていきましょう。
3-1.講師のサブに使う
質問したい時に講師が捕まらない時のサブとしてチューターを使いましょう。
講義の後にわからないところがあっても、人気の講師はいつも特定の生徒に囲まれていてなかなか聞く順番が回ってこないことがあります。
たくさんの講師がいる予備校では他の講師を頼ることもできますが、地方や郊外の予備校では、講師の数も少なくその日のうちに質問することは難しいです。
そのようなときのためにもチュータ―がいるので、積極的に質問しましょう。
チューター自身も、現役受験生時代に同じようなところにつまづいていたかもしれないので、より具体的に教えてもらえる可能性もあります。
また、専門の講師ではないので「明日までに調べておく」ということもありますが、学生のアルバイトなので大目に見てあげましょう。
3-2.おすすめの講義や参考書について聞く
おすすめの講義や参考書についてチューターに聞きましょう。
基本的にチューターは、その塾や予備校の出身者です。
そのため、どの講義が為になるのかなどを、教えてもらうことが出来ます。
同様に、参考書や問題集などについても、知識が豊富です。
自分であれこれネットで調べたりするよりも、受験経験者の答えを知ることが出来るので時間を無駄にすることなく情報を得ることが出来ます。
3-3.効率よく受験勉強をするためにチューターの経験を聞く
効率よく受験勉強をするためにチューターの経験を聞きましょう。
大学合格のためには、計画的に勉強していくことが重要になります。
暗記方法のコツや受験までの勉強のスケジュールの立て方には、当然ノウハウが必要です。
暗記などの勉強方法の見直しやスケジュールの引き直しに時間を浪費してしまう受験生も多くいます。
後者の場合には、勉強するための「勉強法」についてチューターに詳しく教えてもらうのが早道です。
3-4.モチベーションを高めるためにチューターを使う
受験勉強のモチベーションを維持し続けるためにも、チューターを使いましょう。
大学合格のためには、勉強量と勉強を続けるためのモチベーションが必要になります。
受験生には進路の悩みや、今やっている勉強法、暗記方法が間違っているんじゃないかなどといった悩みが付きまとうものです。
そうした悩みを早く解決して、モチベーションを保つためにチューターに相談すると良いでしょう。
チューターも同じような悩みを持ち、解決してきた経験があるのできっと役に立つ指導をしてくれます。
まとめ
予備校のチューターは、講師や予備校運営のサポートだけではなく、受験生のサポートも行う大学受験のサポーターです。
最近まで受験生だった時の悩みや苦労を、予備校生に重ねて様々なアドバイスをしてくれます。
時に、口うるさいだけのアルバイトと思うこともあるでしょうが、実は、自分の体験をもとに受験生を支えるサポーターなのです。
普段勉強をしていた分からなかったところはもちろん、勉強法の悩みや進路相談などにチューターを活用して、大学受験を有利に進めましょう。
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