大学生になり、新たにアルバイトを始めようと思う方も多いのではないでしょうか。
その中でも家庭教師は時給が高いとして人気のアルバイトです。
また、教師を目指している大学生にとっては実際に生徒に触れられる良い機会にもなります。
しかし、実際の給料や家庭教師アルバイトの始め方など、知っておかなければ後から苦労するかもしれません。
この記事では、大学生が家庭教師を始める際に感じる疑問や不明点にお答えします。
家庭教師のアルバイトを始める上での悩みを無くし、楽しい大学生活を送ってください。
目次
1.大学生が家庭教師を始める際の時給の相場は?

大学生が家庭教師を始める場合、派遣会社と契約を行うと1200円~1800円/時、個人契約だと2000円~3000円/時が多いです。
全くの未経験から家庭教師を始める場合、派遣会社を通して行うのが簡単と言えます。
派遣会社によって異なりますが一般的に1200円〜1800円/時と、同じ高時給で知られる塾講師のアルバイトよりも少し高い相場となっています。
一方で、派遣会社を通さない個人契約の場合は派遣会社への手数料がないため、2000〜3000円/時と時給が非常に高いです。
しかし、自分で生徒を探さなければならず、初心者ではすぐに稼ぐことができません。
また、派遣会社に登録したとしても、誰でもすぐに稼げるというわけではないことも知っておきましょう。
2.誰でも家庭教師に登録すれば高時給で稼げるの?

高時給で知られている家庭教師ですが、登録したら誰でも高時給で稼げるというわけではありません。
家庭教師に応募できるのは現役の大学生や大学院生、短大生などが主になります。
派遣会社によっては短大卒以上であれば社会人や主婦でも応募可能なことがあり、また小学生や中学生を指導したい際にはそこまで学歴は必要ないことが多いです。
しかし家庭教師のアルバイトは、さまざまな要因で収入に個人差が発生します。
その収入の差にはどのような要素が絡んでくるか、詳しく見ていきましょう。
2-1.家庭教師の時給の決まり方

家庭教師の時給の決まり方は、以下の3つの要件で決まります。
- 経験
- 指導できる科目の多さ
- 在籍している大学の偏差値
そこでそれぞれの要件を詳しく見ていきましょう。
要件1.経験
経験の有無は時給に大きく関係する要因です。
言うまでもなく家庭教師の経験がある方が未経験よりも時給は高いですし、家庭教師でなくても塾講師の経験なども評価されます。
具体的には小、中、高の何年生を何人指導したことや受験生を志望校に合格させたことなどの実績を持っていると高時給となることが多いです。
要件2.指導できる科目の多さ
家庭教師の派遣会社にもよりますが、指導できる科目が多ければ多い程、時給が上がることがあります。
一般的には小学生〜中学生に比べて高校生を担当する方が、学習内容が難しいため時給が高いです。
その中でも受験生を受け持つ場合は「志望校に合格させる」といった結果が求められるため、時給が高くなる傾向にあります。
要件3.在籍している大学の偏差値
偏差値の高い大学や難関大学に在籍している場合は、時給が高くなる傾向があります。
また偏差値が高い大学を目指している受験生を担当する場合も時給が高くなることが多いです。
まさに医学部生などが家庭教師を行う際はそれに当たり、難関とされる大学を受かっているノウハウや、受験対策を持っていると判断され、高時給となります。
医学部を目指している生徒を担当する場合は、一般的な家庭教師の1.5倍もの時給に設定されることもあり、短い時間で稼ぐ事が可能です。
実際に医学部生にどのようなアルバイトをしているか聞くと、多くの学生が家庭教師と答えます。
以上が家庭教師の時給を決める要因でした。
ここからは、家庭教師の時給を上げるポイントを見ていきましょう。
2-2.時給を上げる為のポイントは?

上記の事も踏まえて、時給を上げるために重要な3つのポイントをご紹介します。
- 家庭教師としての実績を作る
- 給料の平均が高い会社を選ぶ
- 受験生を担当する
それでは順番に見ていきましょう。
ポイント1.家庭教師としての実績を作る
家庭教師としての実績を作ることが、高時給へと繋がります。
家庭教師としての実績とは、どの学年を何人受け持ち、何人の受験生を志望校に合格させたかが重要です。
生徒の成績アップも家庭教師としての実績に見られるので、前回からの試験結果と比べて目に見えての成果がある場合は評価対象になります。
ポイント2.給料の平均が高い会社を選ぶ
給料の平均が高い会社を選ぶと、未経験でも高時給でアルバイトが行えます。
初めての家庭教師アルバイトの場合は、特に最低時給が他よりも高いところを探す事がポイントです。
会社によっては自分の経験や実績と異なったところを重視している場合もあり、そのような会社だと時給アップに繋がりにくくなります。
自分の経歴や得意な指導科目に力を入れているなど自分に合った派遣会社を選ぶと、今後の時給がスムーズに上がることが多いです。
ポイント3.受験生を担当する
高時給を狙うなら、受験生を担当してください。
派遣会社は、学校の授業を補習させるコースや勉強を習慣とさせるコース、定期テスト対策コースなど様々な指導コースを設けています。
その中でも「受験コース」は他よりも月謝自体が高いため、「受験コース」を選択している生徒を受け持つことで時給が上がることが多いです。
ですが受験生の合否に関わるということは、その受験生の人生にも関わっているため、家庭教師にはプレッシャーがのしかかります。
実際に受験生が希望校に受からなかったからといって、家庭教師が責任を問われることはありませんが、しっかりとした意識と誠意を持って担当しなければなりません。
その代わり、受験生を志望校や志望大学に合格させられると家庭教師としての大きな実績になり、今後の時給アップに大きく繋がります。
以上が、家庭教師の時給の上げ方でした。
ちなみに、「実際に家庭教師を始めたらどれくらいもらえるのかイマイチ想像できない。。」という人もいるはずです。
ここで、大手である家庭教師のトライへ登録したときの平均時給を見ておきます。
3.全国No.1である家庭教師のトライへ登録した際の平均時給

家庭教師のトライの平均時給は、2019年1月の時点で1,817円です。
家庭教師の派遣登録会社といえば、すぐ頭に浮かぶのが「家庭教師のトライ」ではないでしょうか。
知名度もあり、未経験から始める際に登録を検討する方も多いと思います。
そんな大手の家庭教師のトライでは1,800円以上と高額な時給が平均です。
経験や教えられる科目の数によっても時給は異なりますが、通常のアルバイトに比べて高いです。
1日の授業数や受け持つ生徒を増やすことで、月に10万年ほど稼ぐのは難しい数字ではないと言えます。
そんな高い時給の家庭教師の会社には、高学歴でなければ登録できないのでしょうか。
家庭教師のトライに登録するのは高学歴じゃないと難しい?

そんな家庭教師のトライですが、登録するには高学歴でなくても登録することができます。
家庭教師のトライは学歴だけを見て判断することはせずに、人間性・責任感・教える力など様々な要素を総合して採用を決めている場合がほとんどです。
学歴が全く関係ないとは言いませんが、教えたい学年によっても必要な学歴は異なるので、是非1度チャレンジしてみてください。
最後に、派遣会社登録型と個人契約型の違いについて、あらためて確認しておきます。
4.「派遣会社登録型」と「個人契約型」の違いを知ろう!

家庭教師で働く際の契約方法は以下の2形態があります。
- 派遣会社登録型
- 個人契約型
契約方法によって時給や働き方が大きく異なっていくので、どのような違いがあるかを下記にてご紹介します。
派遣会社登録型

派遣会社登録型は、派遣会社に登録し、自分の働きたい曜日や科目の希望を伝え、それに合った生徒をてマッチングしもらう形態です。
こちらは先述した「家庭教師のトライ」などが該当します。
生徒の家庭と自分との間に派遣会社が入り契約を取りかわすため、トラブルが起きにくいのがメリットです。
また困った時に相談できることや指導方法のノウハウ・研修制度などが設けられていることが多いため、手厚いサポートを受けられます。
一方、派遣会社に手数料を支払わないとならないので時給が低くなることがデメリットです。
個人契約型

個人契約型とは、派遣会社などを通さずに直接自分と生徒の家庭と契約を結ぶ形態を言います。
派遣会社を通さない為に時給が高いことが1番のメリットで、家庭との交渉次第でかなりの高時給を望める場合も多いです。
ですが反面、全てを自分の責任で行わなければならず、未経験者や初心者には適していません。
まず生徒を探すのも自力で探さないとならないので、見つかるのに時間がかかることがほとんどです。
また家庭とトラブルがあった際にも自分で対処しなければならず、慣れていなければトラブルが長引いてしまいます。
そのようなことを踏まえると、家庭教師未経験者には非常に難しい形態です。
自分に家庭教師としての自信があるなら、個人契約型を選んでみるのが良いでしょう。
まとめ
大学生が家庭教師を始める際の時給相場や、不明点などをまとめてご紹介しました。
家庭教師は経験や教えたい科目、学歴や契約方法によって収入が大きく異なるアルバイトです。
未経験の方は、1度始める前に家庭教師としての働き方や登録したい会社が自分に1番合っているかを是非考えてみてください。
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